わしは、マスクは嫌いで自分が風邪ひいてゴホゴホ咳をしてない限りしない。
上新井くろかわクリニックの患者さんは高齢の方が多く、大なり小なり聴力の衰えた方が多い。 聴覚障がい者であるわしは、話し相手がマスクをしているとどんだけ聞こえにくいかということをよく知っている。 最近は、診察時にはカルテ入力は優秀なクラークに任せているのでわしは診察時には常時患者さんの方を向いて大きな声で活舌をできるだけよくして話している。 聴力の衰えた高齢者の方には、できるだけ口元を見せてゆっくりお話しするようにこころがけておる。
しかし、昨今のコロナウイルス蔓延により、しかたなく嫌いなマスクをすることを心がけている。 世間ではマスクは品切れ状態が続き手に入らなくなって当院の備蓄も限られている。 職員にもマスクをつけて患者さんに接するよう話しているが、自分のマスクは手作りをしたのである(家内が)
このマスクは家内の手作りであり、元になった布はなんと浅草今半に行ったときにもらった手拭いで作ったのだ。だからして、ただのマスクではなくたいへん由緒正しいマスクなのである。
普段マスクをしないわしのマスク姿は自分で見ても似合わないと思うが、コロナが終息するまでは、家内手作りのマスクを何枚か洗いながら使っていこうとおもっちょる。