諸外国に比べて遅れているが日本でもようやくGW明けからワクチン接種が本格化する。
当院の職員は、今日の段階で全員が1回目のワクチン接種が完了した。
わしが配置医をしておる特別用養護老人ホームの入所者さん、職員さんへの接種も毎日昼休みに20人くらいづつ順調に進んでおる。
所沢市ではGW明けには、
- 5月6日に85歳以上の方
- 5月中旬に75歳以上の方
- 5月下旬に65歳以上の方 という順でクーポンと予診票が発送される。
接種は5月17日の週から開始される。
つまり、GW明けからはまずは85歳以上の方から予約作業が開始される。
予約作業についてどうしようかといろいろ考えた。 ニュースなどでも言われている通り、電話予約はすぐに回線がいっぱいになってつながらず、高齢の方は、インターネットが使えずと多くの方が予約に四苦八苦しているらしい。
当院では、当初の高齢者の方からの予約については、予診票にご記入いただいたうえで実際に来ていただいて診察時に予診を行い、予約日を決めていくこととした。高齢者接種が終わり若い世代の接種になったら、インターネット予約を取り入れるかどうかは検討中。
政府は、5月6月7月の3か月で3600万人の65歳以上の高齢者すべてに接種を終わらせると言っている。もちろんその後も持病持ち、16歳以上の普通の方への接種も行われる。
これから数か月は、日常診療に加えてコロナワクチン接種の業務が毎日続く。
GW前の今日は、全職員を集めてワクチン、副反応対策などの講習会を行ったのである。
戦争を経験していないわしらの世代にとって、60年以上生きてきておそらく初めての非常時に 医療人として少しでも世の中のために働けることをありがたいと思う。