上新井くろかわクリニック 黒河圭介

上新井くろかわクリニック院長 黒河圭介のブログ

コロナワクチン協奏曲

本日をもって、当院の職員すべての2回目のワクチンの接種が終了した。 わしもとうの昔に2回の接種を終えているし、これで名実ともに当院はコロナワクチンに対して無敵集団となったのである。

 

まだまだ東京では緊急事態宣言が出ているし、所沢もまん延防止の対象地域になっておる。 

 

普段の通常診療はもちろん、埼玉県指定診療・検査医療機関としての診療、特養の入所者さん、職員さんへのワクチン接種、それに高齢者へのコロナワクチンの接種が本格的に始まって、毎日毎日がまさに戦争ともいえる忙しさなのである。

 

しかし、このパンデミックショック、第3次世界大戦ともいわれるコロナ禍において医療人として働ける幸せを感じつつ毎日を働いておる。

 

今月初めに高齢者接種の予約が始まるにあたって、うちはどうやって予約を受け付けようかと無い知恵絞って考えた。電話予約は、うちには1回線しかないからすぐにつながらなくなるし、そのための専用職員もいないのでこれは無理。インターネット予約は、高齢者の方にとってハードル高し。 

 

対面予約しかないじゃん。 

 

予約始めた初めからうちは対面予約のみ。 予約を取りに来た患者さんすべてにわしが自分で問診を行い、患者さんの心配や疑問にすべて答える。 そんで、予約日時を決める。

 

この対応は、患者さんからは『神対応』なんて言われてたが、やってみると大変なのだ。 だって毎日100人近い患者さんが予約を求めてくるのだ。 全員に問診して、予約日時を決める。 通常診療を行いながらのこの作業はほんまたいへん。 だってうちには医者はわし一人だから。

 

65歳以上のうちのかかりつけの患者さん(一回でもうちにかかったことのある方)は約2500人。 そのうち、直近3か月にこられた患者さん(本当の意味のかかりつけの患者さん)は、約1000人。

 

5月17日(月曜日)から始まった高齢者へのワクチン接種で、最初の一週間で220人ほどに接種した。まだまだ先は長いぞ~ 菅総理は7月末までに日本中の65歳以上の高齢者にワクチン接種を完了させると言っているし、医師会からもはっぱをかけられておる。

 

毎日午前の診療が終わるやいなや、わしの愛車パタヤバイクに乗って特養での20名ほどの接種を行い、午後の診療もまた診療、診療、ワクチン、ワクチン、診療、ワクチン・・・ まさにワクチン協奏曲が頭に流れる。

 

ワクチン接種の発熱でくたばりかける職員を励ましつつ、指揮官自らが先頭に立ってコロナに立ち向かっておる。

 

死ぬ気で働いてみろ、テツヤ。働いて、働いて、働きぬいて、
遊びたいとか、休みたいとか、そんなことおまえ、
いっぺんでも思うてみろ。そん時ゃ、そん時ゃ、テツヤ、死ね!
それが、それが人間ぞ。それが男ぞ。
おまえも故郷をすてて、花の都へ行くかぎりは
輝く日本の星となって、帰ってこいよ。行ってこい。どこへでも。

 

母ちゃん、わしゃ 頑張るよ。。。。

 

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新型コロナウイルスのワクチン接種について(ホームページお知らせ5月20日更新)

 

当院では、コロナワクチンの接種をかかりつけの患者さんへ優先的に行ってまいります。
ワクチン接種を希望されるかかりつけ患者さん(診察の予定日が決まっている方)は、予診票に必要事項をご記入の上、当院へお越しください。
ワクチンの配給は十分あり、かかりつけ患者さんのワクチン接種は必ず行えます。かかりつけ患者さんは、診察の予定日までお待ちいただいて予約をお申し込みください。
当院に定期的に通院されている患者さん(診察の予定日が決まっている方)以外の患者さんにつきましては、かかりつけ患者さんの診療を優先しますので、1~2時間ほどお待ちいただくことをご了承ください。