“春なのに”
卒業だけが、理由でしょうか？
会えなくなるねと 右手を出して、
寂しくなるねと それだけですか
むこうで ともだち 呼んでますね
流れる季節たちを 微笑みて 送りたいけど
春なのに、お別れですか
春なのに 涙がこぼれます
春なのに 春なのに
ため息 ひとつ
３月８日（日曜日） 娘の高校の卒業式に行った。 ワシの頭の中には、柏原芳江の 春なのに が、聞こえる。
ワシが、高校を卒業したのは、３２年前。 ３２年間で、こうも文化が変わるものかと思ったくらい、びっくりする卒業式だった。
ここは、キャバクラか？ ホストクラブか？ と見まがういでたちの、卒業生や、ぼろぼろの服に麦藁帽子の少年、 はじめてきたのであろう振袖姿の少女、 サングラスにリーゼント（←古い！）で決めたイケメン、野球のユニフォームで出席の少年（ああ、この子は、３年間を泥にまみれて過ごしたのだな）
１８歳の若者は、男も女も、何を着ても美しい。
卒業式は、どのような時代になろうとも、いつでも、感傷的で、柏原芳江なのだ・・・・
わしにとっては・・・・
今日は、いい卒業式だった・・・
