上新井くろかわクリニック 黒河圭介

上新井くろかわクリニック院長 黒河圭介のブログ

避妊手術

 I love you 今だけは悲しい歌聞きたくないよ
I love you 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから
二人はまるで 捨て猫みたい
この部屋は落葉に埋もれた空き箱みたい
だからおまえは小猫の様な泣き声で

きしむベッドの上で 優しさを持ちより
きつく躰 抱きしめあえば
それからまた二人は目を閉じるよ
悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に

昨日、はなはうちの近所の犬猫病院で避妊手術を受けたのである。 はなは、今年の1月3日生まれなので生後6か月とちょっとということになる。 メス犬は、生後7か月以降に初潮が来て発情期を迎えるということで、避妊手術をするとすると生後6か月から7か月くらいが最適と言われている。
 
 術式は、両卵巣摘出術となるということである。場合によっては子宮まで取ることもあるらしい。 はなの場合は、卵巣だけで済んだようである。 人間の都合で思春期前の女の子の卵巣を取っちゃうわけで、考えてみればなんて勝手な、むごいことをするのだと思うが、これから10数年はなと暮らしていくうえで仕方のないことなのである。 わしも人間の医者の端くれなので、良心の呵責を感じる。
 
 全身麻酔、開腹(もちろん犬だから腹腔鏡は無理)の上、卵巣を摘出してるわけで人間なら通常なら3日ほどは動けないほど腹が痛いと思うが、やはり野生の動物の回復力はすごい。 昨日の午後手術を受けて一晩入院して今日午後迎えに行った。
 
 普段は外で飼ってるのであるが、2~3日はうちの中に入れてやるかなと思ってたが、手術後わずか1日の今日も帰ってきてうちの中で普段通り大暴れで、ソファーとソファーの間をジャンプするわ、餌くれ餌くれ攻撃でぴょんぴょん跳ね回るわで,縫ったところが裂けるんじゃないかとハラハラしてしまう。
 
 さっそくソファーの上で大好きなトウモロコシの芯(なぜかはなは人間が食った後のトウモロコシの芯が大好き)をがりがりとかじっておる。

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 痛々しい、腹部正中部の傷。。。 ごめんね。。。はなちゃん。。。

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