上新井くろかわクリニック 黒河圭介

上新井くろかわクリニック院長 黒河圭介のブログ

卒業写真

悲しいことがあると
 開く皮の表紙
 卒業写真のあの人は
 やさしい目をしてる
 町でみかけたとき
 何も言えなかった
 卒業写真の面影が
 そのままだったから
 人ごみに流されて
 変わってゆく私を
 あなたはときどき
 遠くでしかって

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8月11日山の日~12日まで1泊2日の弾丸で広島に帰省しておった。
 
今回の目的は、高校の同窓会に出席のため。 わしが卒業した高校は、広島学院高校といって中学高校が一貫教育になってる広島で戦後アメリカ人が作ったカトリック系の私立学校なのである。 中学一年生の時に180人が入学して、全員が中学から高校に進学し、高校から新しい募集はしないので、180人がずっと6年間を過ごした。そのためわしは高校受験は経験していない。 高校卒業まで何回かクラス替えがされるのでほとんどの同級生と同じクラスになり、卒業まではほとんどの同級生の顔と名前が一致していたはずである。
 
 今回は、全員がほぼ60歳(還暦)になったということで、その記念の同窓会であった。大学生のころに1~2度同窓会があったのと、関東地方在住者のみの同窓会に20年位前に一度出席しただけで高校の同級生にはほとんど会う機会がなかった。
 
 今回の参加者は、180名中42名(うち広島在住者が19名、関東地方から16名、その他の地方7名であった) 180名中亡くなった方が9名ということで、60歳にして5%の方が逝去されたということであった。 飛行機の遅れのため、少し遅れて参加した。 どうもわしは高校時代からあまり変わっとらんのようで、あちこちから『おう・・ 黒河、元気そうじゃの~』 と声をかけられたが、わしの方は42名のうち顔と名前がすぐに一致したのは、ほんの数名で あとの方は最初は全然わからん60歳のおっさんばっかりやった。(ちなみに中高男子校) 
 
 それでも、時間がたつうちに、一緒に体操部で一緒に過ごした友人や自宅の屋根に上ってアンテナを立てた友人(わしは高校生のころラジオおたくじゃった)や一緒に旅行に行った友人など次々と思いだした。 ああ~こいつはよ~勉強ができたのう~ とか足がはようて運動会ではいつも活躍しとったのう~ とかいろんなことを思い出した。

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 驚いたのは、参加した同級生のうち何人かが、お前のブログいつも見とるよ~と言ってくれたことである。自己満足のためにつづっておる本ブログであるがこうして言っていただくととてもうれしい気持ちになる。
 
 1泊2日のあわただしい帰省であったが、年老いた母のところに泊まり母の小言も聞き(いまだに口うるさい)盆の墓参りもできて、広島の青い空を見れて懐かしい友達とも再開しとても楽しい2日間であった。

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