わしは、結婚記念日とか、誕生日とか、〇〇記念日をまったく気にしないほうで、とりたてて結婚記念日のお祝いをするとか、誕生日のプレゼントをあげるとかもらうとかしないほうである。
したがって、この度米寿を迎えた母であるが、今まで還暦とか喜寿とか何とかで子供たちが集まるような行事をしたことがなかった。 しかし、この度母が生まれて初めて大きな手術をして、ちょうど数えで88歳になったということで、初めて子供たち、孫たちがあつまり、こうしてお祝いの食事会をしたのである。
母はとても喜んだ、 『わたしも、まぁ~ まさか88まで生きるとは思わなんだわぁ~』 というのが母の感想であった。 母の父(つまりわしのじーさん)は40歳の時に原爆で亡くし、母の母(わしのばーさん)は原爆の後遺症に苦しみながら、68歳で亡くなった。 母は、わしが広島に帰るといつも自分の両親の話をする。
『心配せんでも、あとちょっとで会えるよ』 というと 『ほうじゃのぉ~』と納得していた。
前列が、わしと妹とその配偶者。 後列が母の孫たちとその配偶者たち。 9月には母にはひ孫が二人生まれる予定である。
か~ちゃん。 ひ孫が大きくなるまで元気でおってな。