ああ みずいろの雨
私の肩を抱いてつつんで降り続くの
ああ くずれてしまえ
あとかたもなく流されてゆく愛のかたち
やさしい人ね あなたって人は
見ないふりしていたの 私のあやまち
ひとときの気まぐれ 通りすぎるまで
忘れてよ 忘れてよ
愛したことなど
梅雨真っただ中である。梅雨はうっとうしいが、毎日食べているお米を育てる日本ではどうしても必要な季節なのである。
わしは、40年くらい前 学生だった頃、ボランティア活動にいそしんでいた。それは防衛医大の学生舎に貼ってあった一枚のポスターがきかっけだったのである。 そのポスターを見て所沢YMCAの前身MJBKの二子石氏という方に会いに行った。それがきっかけでボランティア活動にハマり、主に子供たちを連れてキャンプやサイクリング、スキーなどに出かけた。ボランティアというのは、人のためではなく自分の成長のためにするんだということを教えてもらった。
『黒河さん、子供達にはあなたの人生を語りなさい。』と教えてもらった。 今は、患者さんたちに人生を語っている。
彼に会わなければ40年以上所沢に住むことはなかったと思うし、わかさクリニックを開業することもなかった。二子石氏は、わしら夫婦の仲人も務めていただき、わしにとっては人生の最大の恩人なのである。
彼もすでに82歳になり、もちろん現役は引退された。 今宵は、人生の恩人である二子石氏を囲んでの楽しい飲み会であったのだ。わしにはこうして恩人と言える方がたくさんいる。 これから残された歳月こうして恩人の方たちと時間を見つけて一献を傾けていきたい。