娘が明日計画分娩をするということで、今日は娘を産科の病院へ送って行った。その時に思い出したのは、家内がこの娘を生んだ29年前のことである。
わしら夫婦は両方とも地方の出身で、関東には誰一人として頼れる親族はおらなんだ。 そのころわしは無茶苦茶いそがしくて、3人目の子供であるこの子の出産に当たって、上に3歳と2歳の二人の子供がいるし、急に生まれた場合仕事も休めないし、困ったことだと思って、家内は計画分娩を予定していた。
その日の前日に広島からわしの母を呼び、上の二人の子の面倒を見てもらって朝、川越の愛和病院へ家内を連れて行った。もちろん当時は立会い出産などという概念はなく、その日もわしは仕事があったので、朝 家内を愛和病院でおろしてそのまま仕事に行った。 申し訳ないな~という気持ちもあったが、家内は毅然とした態度で、『大丈夫、子供は私が生んでまいりますから、あなたは仕事に行きなさい』 と言って、愛和病院へ入って行った。
夕方、見に行くと見事に女の子を出産して、おっぱいをやっていた。 なんとまあ女というのは強いもんじゃ。到底かなわんわ。とその時思ったものである。
その娘が今度は子供を産むことになり、感慨ひとしおである。 今日、娘を病院に見送った時に娘の後ろ姿に29年前の家内の後ろ姿が重なって見えた。
順調に行けば、わしはめでたく本物のジジイになる。
これからはジジイとして少しはまっとうに人生を過ごしたいと思った。(←気のせい・・・)
それにしても今の参加の病院はまるでホテルのようにきれいでおしゃれ。
夜は、最後の望みをかけてまたまたデパ地下弁当を持参、ジャイアンツ戦を応援に行ってた。 頼みの野村が、ホームラン攻勢を受けて沈没。。。 悔しい結果に終わったが、かくなるうえは照準をクライマックスシリーズに合わせて考えていきたい。