上新井くろかわクリニック 黒河圭介

上新井くろかわクリニック院長 黒河圭介のブログ

案ずるより産むがやすし

安寿と厨子王 じゃなくって 案ずるより産むがやすし (おやじギャグかましてんじゃね~よ)
 
今日、わしは年に一回の網走オホーツクカントリーでのプレーをたいへん楽しみにして診療が終わったのち、羽田空港に向かってた。
 
実は、娘が3日前からお産のため入院してやきもきしてたわけだが、別にわしが産むわけじゃなしと思って、羽田に向かった。
 
西武線の中で家内から連絡が入って、遷延分娩のため緊急帝王切開になりました。と連絡がはいりました。 元麻酔科医のわしは、帝切は下から無理に出すよりはるかに安全な方法であることは知っていたが、万一何かうまくいかないことがあったら、死ぬまでののしられると考え、網走で待ってる友人たちには大変申し訳ないが、一瞬の判断で池袋から下りの西武線に乗り換え、友人たちには謝罪の連絡をして小手指に引き返した。
 
そうしたら、小手指に着く前に、元気に生まれましたぁ~と写真が婿から送ってきて、しまった~ 行けばよかったぁ~と思ったのである。
 
しかし、しかしである万一何かうまくいかないことがあったら、死ぬまでののしられると考えると引き返さざるをえなかったのである。
 
もちろん、もう女満別便はないので、行くことはできなくなってしまった。。。
 
無理にしたから出そうとせず的確なタイミングで帝切していただいた産科の先生には大変ありがたいと思っている。
 
その後病院に行くと娘は、ケロッとした顔で元気にしてたし、Babyの顔も見れた。
 
病院から帰ってから、婿殿と祝杯を挙げて飲んでいた。 

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気の早いわしは、お七夜の話から、お宮参りの話、お食い始めのはなしまで婿殿にうんちくをたれて初孫の誕生を喜んだ。(婿殿はうざったかったかも?)
 
孫は目に入れても痛くないなんてよく言うが、もちろん目や鼻に大きな赤ん坊を入れたら痛そうだが、ひょっとしたら孫をねこっ可愛がりしそうで、今から心配である。
 
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これは、わしの息子が生まれたときに家内の両親が買ってくれた子供用の衣装。 その時は、何にもわかんない子供にこんなものを買ってくれるなんて、と思ったが、けっして裕福ではなかった九州で百姓をしてた家内の両親(すでに鬼籍に入っておる)が娘(つまりわしの家内)に肩身の狭い思いをさせないようにとの思いで買ってくれたこの衣装。今となっては、家内の両親の心が痛いほどわかり胸が熱くなる。

 わしの孫のお宮参りの時には着せてやろうとおもっちょる。(早くも爺バカ)