自分ではいつまでも元気で健康なつもりであるが、年齢はほんまに正直で1年ほど前からソケイヘルニアという病気に悩まされておった。
腹膜の一部にほころびができて、下腹部のところがぽこんと膨らみ腸がはみ出す病気なのである。腹膜に開いた穴はだんだんと大きくなり最近ではミカンほどの大きさとなり、アマゾンでヘルニアベルトを買ってそれを装着してなければ痛くてかなわんようになった。
通常ヘルニアの手術というと早くても2泊3日位の入院が必要であるが、近年では日帰りでOPEしていただける病院があるとのことで、7月末に診察を受け、今日8月20日が手術日だったのである。ソケイヘルニアのOPEに特化した大宮の埼玉外科クリニックというクリニックである。
7月末の初診時に院長先生の診察を受け、手術の説明・採血・心電図などの術前検査を済ませて手術日が決定した。
8月20日(火曜日) この日は、当院の診察は尼子教授に任せて、朝からシャワーを浴びて8:00に自宅を出発。
10:00 病院着 きれいな看護師さんの説明があり、2坪ほどの個室で裸になってガウンに着替える。
10:30 手術室入室。 麻酔科は確か女性の先生。 『眠~くなりますよ~』の声を最後に記憶消失。
麻酔時間 1時間半ほど 手術時間は。50分ほど。
全身麻酔: 気管内挿管無し。 ラリンゲアルマスク?? 尿道カテーテル無し。
術式:腹腔鏡下ソケイヘルニア手術
12:00頃 麻酔から覚醒。 驚いたことにOPE台から歩いて個室に移動(と思う・・)
14:00まで 個室のソファーを倒してまた寝てしまった。 この間、ほとんど痛み無し。
14:30 ポカリスエットいただき、自分で歩いておしっこに行って、院長先生から術後説明。腹膜に開いた穴は10㎝程であり、そこを10×15cmのメッシュでふさいだとのこと。
支払いは、高額医療の手続きが同時に行われ、今日の自己負担額は、55000円ほど。
15:00 タクシー呼んでもらって、所沢まで帰る。
朝から何も食ってなかったので腹が減り、カープVSジャイアンツ見ながら
もしゃもしゃ食事。
傷口がちょっとだけ痛い。
今後は、明日10時に電話がかかってきて状態報告。 1週間後にまた電話がかかってきて、そこで終診。
都心では、日帰り全麻ヘルニア手術は結構あるらしいが、埼玉ではほとんどなく、しかも実質通院は2日だけとなかなか休めない仕事を持っておる人にとっては大変ありがたい手術であった。
身をもって体験したものとして、これからソケイヘルニアの患者さんで仕事を持っておる人にはぜひお勧めしたい。
松下先生 たいへんたいへんありがとうございました。 心から御礼申し上げます。
令和6年8月20日 黒河圭介