上新井くろかわクリニック 黒河圭介

上新井くろかわクリニック院長 黒河圭介のブログ

30年ぶりくらいの抜歯 怖かった・・・

8月20日日曜日 今日も暑い日じゃった。

 

自分ではまだまだ若い気でいても、前期高齢者目前となったわしの体は着実にがたがたになってきているようで、最近あちこちに不具合が生じて医療が必要となっておる。 毎日診療しているお年寄の気持ちがよくわかるようになってきつつある。

 

膝は、2か月ほど前は最悪の状態で、杖なしには歩けない、階段の上り下りも手すりにつかまってよたよたという状況であったが、自分の血液を50CC抜いて血小板だけを抽出してフリーズドライしたPFC-FDを注入する大谷翔平も肘に受けたという最新の治療により、随分とよくなって今日も猛暑の中、18H下手くそながらプレーできたのである。一時は、もうわしはゴルフはできんのか~と非常に悲観的な気持ちになったものだが、まだまだできそうで大変うれしい。

 

2か月ほど前に右の奥歯のブリッジ(5本の歯にまたがる)が 特養の回診中におにぎりを食っている際にぼろっと取れて、大変なことになったと慌てて歯医者さんに駆け込んだのである。 歯医者さんなんて10年以上行ったことなかった。 わしは月曜から土曜まで休みなく外来診療があるので、平日の普通の時間帯には歯医者さんに通うことができず、日曜日とか夜間とかに見てもらえる歯医者さんを探したところ、案外近くの小手指北口のヨークマートの2Fにアイル歯科という歯科医院を見つけここんとこ何回か通っておる。

 

ブリッジの土台となった歯は、もうボロボロで置いといてもどうしようもありません。 抜きましょう! とあっさり言われて、今日の夕方が抜歯日だったのである。

 

患者さんには何十人も毎日注射をしておるくせに、自分自身はとても怖がりで、歯にする麻酔の注射にはハートがドックンドックンしたのである。 患者さんから『注射痛いですか?』 と聞かれて、『生きてるから痛いの当たり前でしょ。』とたいへん冷たい対応をしていた自分がたいへん恥ずかしかった。 明日からは、少し優しく患者さんに接することができるのではないかと思うのである。

 

10年以上行ってなかった歯医者さんは随分と進化していて、優秀そうな若手の歯医者さんが目の前のモニターのレントゲンを見ながらわしの歯がいかにボロボロであるかを懇切丁寧に説明してくれて、これからの治療方針を説明してくれた。

 

麻酔の注射も表面麻酔のおかげでほとんど痛くなく、抜歯もビビったわりになんなく済んだのである。 

 

明日からはもうちょっと注射にビビる患者さんに優しくできそうな気がする・・・