３５歳になろうというのに（←おおうそつき） わしは、精神年齢がまるで子供であり、雪が降るととてもうれしく、雪合戦しようか、鎌倉作ろうか、とはしゃいでしまう。
しかし、昨夜から今日にかけての大雪は、たいへんなもので、雪に慣れていないわしはおおいに甘くみていた。 ワシの車は、スタッドレスをはいてるし、大通りまで出れば大丈夫だろうと安易に考えていた。
とっころが！！ 朝、車庫から出そうとしたら１ｍですでに頓挫。 つまり、車の底の部分に雪が当たって、乗り上げた亀のようになってしまって、ウンともスンとも前にも後ろにも進まない。 直ちに、車での通勤をあきらめ、雨がじょぼじょぼ降る中を徒歩でクリニックに向った。
これは、ただ事ではない。 災害だ。 と思った瞬間、ワシの中の自衛官魂（←そんなもの、まだ持ってたのか？）がめらめらと燃え上がった。 これは、あれを着るしかない！ 県医師会の防災担当委員としていただいたあのジャンパーだ！！ 途中で、倒れた人がいたら、これを着て担いでクリニックまで連れてくぞ～～～
・・・と 取り出してきて来てみたのがこのジャンパー・・・
後ろには、『埼玉県医師会』とでかでかと書いてある。
これを着て、自宅を出発したのはいいが、被災者を救護するどころか、こっちが被災者になりそうなくらいの道のり。 雪の中、しかも雨がじゃばじゃば降る中を歩くのって本当につらいのね・・・・
なんとかかんとかクリニックに到着するとすでに何人かの患者さまが来ておられた。 ワシに遅れること数分、やはり元海上自衛官のＡ先生が到着。 よく来れましたねって言ったら、『はい、途中で車が動かなくなって乗り捨ててきました！』 『・・・・』
こんな悪天候なのに、雪で転んだ方、雪かきのスコップで顔を切った人、それにインフルエンザの患者さん、４０人余りの患者さまがいらっしゃった。
明日に備えて、職員総出で雪かき。
いやぁ～～ 絶対わしは雪国には住めんわ・・・・
