当院ではキャパいっぱいの1日80人前後の新型コロナ肺炎ワクチンを毎日接種しておる。 医療従事者、特養入所者、職員、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方、老人施設職員さんと接種枠を拡大してきて、4月から打ち始めて延べ3000人に達する勢いで接種を続けてきた。 当初は、WEB予約を利用せず院内での対面予約を行い、当院かかりつけの高齢の患者さん、基礎疾患のある患者さんには、ほぼ接種することができた。
ところが、2～3日前から市からのワクチンの配給の雲行きが怪しくなってきた。新聞やTVでも報道されている通りこれは全国的なことなのだそうな。 昨日にはいよいよ医師会を通じて今後のワクチン配給は、7月中旬～8月上旬、希望通りのバイアル数が配給できない可能性があるとの連絡があった。
現状、すでに来院予約、WEB予約合わせて8月初旬までかなりの数の予約をいただいており、予約数は当院の在庫数を上回っておる。 今後このまま予約数が伸び続けるとして、配給が減少すると、予約をいただいているのに接種できないという事態が発生する可能性が出てきた。 予約をいただいている患者さんにキャンセルのご連絡をするというような最悪の事態だけは避けねばならない。
WEB予約、来院での新規の予約は、一時的にストップすることにした。 これから64歳以下の方へのクーポン発送が行われる予定で、ワクチン接種を今か今かと待っておられる方には大変申し訳ないが、致し方のないことと判断した。どうかご容赦いただきたい。
ワクチン配給のめどが立ち次第、予約を再開、配給が確保された分だけの予約を確実に行っていく。
現在予約をいただいている方への接種は、確実に行えるのでその点についてはご安心いただきたい。
やれやれとはっぱをかけといて、突然のはしご外しで、末端のクリニックで接種に当たっているわしらもホンマに苦労の連続であるが、限られたワクチンを何とか公平に迅速に接種しようと頑張っている政府の方も、市町村役場の方も、医師会の先生方もみんな頑張ってる。 人間がやることじゃけ、こういったこともある。誰に文句を言うわけにもいかないのだ。
道路に車が増えると自然に渋滞が起こるのと一緒で、経験的にこうしたパニック状態は、1か月も経たないうちに通り過ぎてまた順調に打てる時が来る。
月曜から土曜まで必死で働いているわしであるが土曜日だけは半ドンで、狭山ヶ丘の名店奈加さんから取り寄せた弁当で孫たちとの楽しい夕食会であったのだ。
職員たちとのひと時も安らぎのひと時であるが、家族との食事もほんまに心休まる。
また、月曜日から戦争が始まるのだ。。。
狭山ヶ丘の名店 釜めし奈加さんのウナギ弁当、めっちゃうまい！ ビールが進むぞ。
