この週末、広島の母の顔を見に1泊2日で岩国空港経由で広島に出かけた。
母は、昭和7年生まれで91歳、来年には92歳になる。 かなりの年になるまで元気であったが80過ぎてから大病を患うことが多くなり、腰椎圧迫骨折、大動脈弁狭窄症のOPE、小腸壊死による開腹手術、大腿骨頸部骨折OPEに加え、つい1か月前も転倒して膝蓋骨骨折をした。さすがにもう手術はしなくて、そのままそっと治るのを待っておる。
ほとんど歩けなくなり、トイレもベッドわきのポータブルトイレでしておる。 それでも、施設に入る気は全くなく、いまだに実家で一人暮らしをしておる。 近くに住む妹が何から何まで面倒を見てくれて毎日食事を運び、体をふいてくれる。
母は、91歳になっても毎日日記をつけ、インスリンを毎日自己注射し、漢字ドリルのパズルをして、薬剤の管理も全く自分でしており、認知症の気配は今のところ全くない。 スマホだって自由自在に操り、毎日しっかりした文章で誤変換もなくわしにラインを送ってくる。 驚いた高齢者なのである。
しかしその分、口うるさく。 もうすぐ年金をもらおうかという息子に
『あんた、すこし痩せたみたいじゃが体は大丈夫か?』
『体に気をつけんさい』
『あんまり頑張りすぎてはいかんがしっかり毎日働きんさい』
『患者さん、職員さんには優しくしんさい』
『子供を甘やかしんさんな』
とたくさんの説教をたれる。
毎回広島に行くたんびにこれで母ちゃんの小言を聞くのは最後じゃと思って通っておる。 来年の11月には職員の希望もあり秋の宮島の紅葉を見せに広島への職員旅行も計画しておる。 なんとかそれまで元気でおってくれると嬉しい。